第23章 現代でだと?
『そういえば…不死川…お前さ桜雪を抱いただろ…』
唐突に宇髄が実弥に言った。
『あァ…なんでお前が知ってんだァ?』
驚きつつも不思議そうに実弥が言った。
『やっぱりな…あの日…やたら鬼が出まくってたらしいからな…』
宇髄が呆れたように言った。
『めんどくせェ…好きな女も安心して抱けねェのかよ…』
『仕方ねぇよ…俺たちだってあの時…倒したと思ったんだ…それが生きてたのか転生したのか知らねぇけどよ…地味に復活しやがったんだからよ…』
宇髄はため息をついた。
『それで俺達が責任問題ってことで強制的に最初から柱って…記憶なかったらどうするつもりだったんだろうなァ…』
『さぁな…』
『なぁ…宇髄…桜雪が鬼舞辻無惨に会ったらしい。詳しくは聞いてねェけどよォ…桜雪が一目で分かったとしたら…同じ姿で俺らと同じように記憶があって転生したか、生きてたかのどっちかだろうなァ…』
実弥言ったことについて宇髄は何か考え込んでいる。
『生きてたってほうが…辻褄は合うんじゃねぇか?どっちにしても地味にしぶとい野郎だぜ…』
宇髄はそう言ってなぜか微笑んでいた。
『なんだよ…楽しそうだなァ?』
『こうやって、また会って派手にバカ騒ぎして…結局は何も変わらねぇなって…』
『確かになァ…って…アイツ…』
『酒飲んでんじゃねぇかっ!?』
桜雪が酒を飲んでいることに気づいた2人は桜雪のところに急いで向かった。