第23章 現代でだと?
『確かにそうね?不死川くん…何型なのかしら?』
カナエがそれに同意した。
『あたしも聞いた事なかったなぁ…本人に聞いてみるしかないね。おーい!!さねみん!!』
『変な呼び方すんじゃねェ…で?なんだァ?』
実弥は桜雪に呼ばれてそう言いつつ桜雪の所に来た。
『しのぶとカナエが実弥が何型か気になるんだってさ。』
桜雪の言葉に何となく察した実弥はため息をついた。
『AB型RH-だァ…』
面倒くさそうに答えた実弥は何故か甘露寺から桜雪を奪い、後ろから抱きしめた。
『で?お前は何型だァ?』
と耳元で言った。
『耳元で言うなぁっ!!O型RH-…』
桜雪は拗ねながら言った。
『相性では合わないと言われる組み合わせだけど…輸血には万能な血液ね。』
とカナエが言い出してさらに桜雪撃沈…
『血液型の相性なんて当てにならねェだろうがァ…勝手に拗ねんじゃねェ…』
実弥は桜雪を更にギュッと抱きしめながら言った。
『うん…ってか!!それよりも!!あの勝ち方には異議あり!!』
桜雪が思い出したかのように言った。