第22章 体育祭!!
『こんなの分かるわけが無い…』
桜雪は数学の教科書を教室で見ていて青ざめながら呟いた
昔の桜雪は鬼であったが故に誰よりも強かった。しかし、今は柱の中では1番弱い。
もし、赤点をとったら地獄の追いかけっこが行われる。
『あー嫌だ…』
『嫌ならやるしかないですよ。ほら、ココはここをこうしてこう。』
玄弥にそう言われて教えられた。
そして、小テストはなんとかなったんだと思う。
それなりに出来た気がする。
そして、次は体育祭の出自種目を決めることになった。
ちなみに桜雪のクラスは全員が鬼殺隊に所属している。
『お前ら…絶対に体育祭では一般人相手に呼吸を使うなんて地味なことすんなよ?派手に実力で正々堂々と勝負しろ!!』
と宇髄が言う。
ブーイングが起こる。
『そりゃ〜ブーイングも起こるよね。だってあれじゃん。常中してる状態じゃないと逆に色々と任務で困るし。それを使うなって無理じゃん。』
桜雪がそう言うとクラスの皆が頷いた。
『常中は使ってるのは当たり前だろ?例えば…バトミントンのラケット振るときに呼吸を使うなって事だ。』
『いや無理!!特に善逸とか不可能じゃない?基本的に気絶したら最強なんだもん。確実にドッチボールの選手にはしちゃいけないやつだね。』
桜雪はしれっと善逸をディスる。