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死にたい鬼の想い

第22章 体育祭!!



『んんっ!?』

『やっと…起きたかァ…』

桜雪は実弥にキスをされてその息苦しさで起きた。

『何してんのっ!?』

顔を真っ赤にして抗議する桜雪。

『起きねェから起こしてやったんだろうがァ…』

しれっと言って起き上がる実弥は
ウォークインクローゼットに入って寝巻きからスーツに着替えて出てくる。


『早く着替えてこい…』

と桜雪に言うと部屋から出てカバンを持って1階に降りていったようだ。

桜雪は制服に着替えて髪を整えてカバンを持って部屋を出て1階に降りた。

テーブルに座って新聞を読みながらコーヒーを飲む実弥がいる。

玄弥も居てトーストに齧り付いている。
桜雪もテーブルに座って朝食を食べた。


朝食を食べ終わると実弥の運転する車に玄弥と桜雪は乗って登校する。

さっき…ちょっとした一悶着あってからの今だ。

『はぁ?なんでこいつも乗せなきゃなんねェんだよ…』

と言う実弥に実弥の母親が…

『それくらい良いでしょ?それとも…そんなに桜雪ちゃんとイチャイチャしたかったのかしら?』

なんてからかわれて実弥は一言…

『あ〜分かったよっ!!』

と少しキレ気味に了承して今に至る。

『桜雪、玄弥…今日、小テストやるから教科書の14ページから16ページまで予習しとけェ…』

実弥は運転しながら言った。

『いいの?そんなの言って…』

桜雪は冷静に言った。

『玄弥はともかく、桜雪は赤点常習犯だからなァ…留年されても困るだろうがァ…』

実弥は呆れたように言った。

『うん…確かに桜雪さんの数学の点数は壊滅的だからね…』

玄弥までもが呆れたように言う

『2人して…なんだよぉ…』

2人に言われて不機嫌な桜雪。

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