第22章 体育祭!!
『いってェ…はぁ~…悪かったよ…』
『……』
実弥の言葉に桜雪は無視してふて寝。
再び…ため息をついた実弥は服を着て桜雪の隣に行くと布団を被って桜雪を後ろから抱きしめた。
『近寄るな…』
『怒るなよォ…』
『そりゃ…怒るわ…んっ…』
実弥は桜雪の首筋をペロッと舐めた。
『ココが感じるのは変わらねェ…』
『んんっ…舐めないで…』
『機嫌治すなら…やめてらァ…』
『治すからっ…』
『だったら…こっち向けェ…』
桜雪は実弥の言葉に従った。
『ったく…その顔が煽ってるってんだよォ…』
真っ赤になっている桜雪の顔を見て実弥は言うと桜雪に深いキスをした。
『安心しろォ…もう、何もしねェよ…』
身構える桜雪に実弥は優しい口調で言った。
学校では絶対にここまで優しい口調でなんか言わない…桜雪と家族だけに向ける優しい口調。
桜雪は実弥に抱きしめられる心地良さにいつの間にか眠りについた。
『桜雪…おやすみ…』
実弥は眠る桜雪の額に触れるだけのキスをして自分も眠りについた。