第21章 いざ!!レッツゴー!
部活が終わって桜雪は実弥の運転する車で帰宅中。
『桜雪…そういえばお前…この前の小テストで赤点どころか6点ってどういうことだァ?』
『う……数学は苦手というか無理!!理数系は無理!!』
『無理じゃねェ…やれ。』
『無理…だって…実弥がイケメンすぎる…』
『なんだそれ…』
『授業に集中出来ないんだよぉぉ…あーこの唇があたしの唇に重なってるんだなぁ…とか…あーこのズボンの下に大きな日輪刀が隠れてるんだなーとか…』
『授業中に何を考えてんだお前はよォ……』
実弥は呆れたように言うとタバコに火をつけた。
桜雪はその姿を見ていた。
『(あーほんとにカッコイイわぁ…)』
と思いながら…
実弥はあえてそれに気づきながら運転に集中した。
家に着くと美味しそうな晩御飯が出来ていた。
それを実弥と食べた。
それからお風呂に入って寝室でベッドに寝転がりながら桜雪は宇髄とLINEしていた。
桜雪〖ねぇ…なんか自信なくなってきた…〗
宇髄〖不死川との事か?〗
桜雪〖うん…キスだけはするんだけどさ…〗
宇髄〖その先がないってことか…〗