第20章 日常生活と初任務
桜雪と炭治郎、善逸、伊之助は裏山に集まった。
もちろん、日輪刀持参で。
ーキィンっ!!シュッ!!
刀のぶつかる音と振る音が響く。
『お互い…色々とっ!!思い出して来たねっ!!』
桜雪が炭治郎に足蹴りをして倒れた炭治郎の喉元に刀を突きつけて言った。
『そうですね…』
炭治郎はフフっと微笑んで言った。
刀を鞘に納めた桜雪は炭治郎に手を差し伸べる。
炭治郎はその手を取って立ち上がった。
『むーりーーー!!なんで炭治郎はその人と打ち合い出来るのーーー!!無理っ!!俺には無理だからっ!!だって柱だろっ!!柱に俺達が挑んだら死ぬって!!絶対に死ぬってー!!』
善逸の順番なのだが…木に登って騒ぎ立てる善逸。
『結局…これかよ…だっる…』
桜雪はため息をついて冷たく言い放った。
3時間近くこれを続けて辺りは日が落ちていた。
突然、4人のスマホが鳴る。
『近くにいるみたいだね。善逸…降りてきな!!今降りないとホントに死ぬよ!!』
桜雪は絶叫しながら降りてきた善逸に善逸の日輪刀を投げて渡した。
『人間だぁっ!!!』
鬼がそう言って桜雪に襲いかかる。
『壱の型…瞬殺鬼殺し…』
突風が吹いて鬼の頸を落とした。