• テキストサイズ

死にたい鬼の想い

第20章 日常生活と初任務



『え〜!!羨ましい…先輩達から聞いたんだけどっ!!あの二人ってファンクラブが出来るほどの人気TWOTOPなんだよっ!!』

さっきとは違う女子生徒が不服そうに言った。

『そんな事いわれても…』

困ったように言った桜雪。

『てかさ、だったらなんで天晶さん…剣道部に入らないの?もれなく!!不死川先生が顧問だよ?あたし…不死川先生だから剣道部に入ったんだから!』

と1人の女子生徒が言うと桜雪は複雑な気持ちになった。

『もう、あの射抜くような目付きが堪んない〜』

と桜雪の心情など知らない女子生徒は顔を赤く染めながら言う。

『部活にも道場にも通って…なんてめんどくさいじゃん。』

桜雪は無表情で冷静に言った。

『天晶さんってクールだよね。』

先程の剣道部に入っている女子生徒が言った。

『そうかな?別に意識してない。』

桜雪はまた冷静に答える。

『そういうとこがだよ〜!!』

なんて口々に言われて…


次の授業のチャイムが鳴ると女子生徒たちは席に戻っていった。


後日…桜雪の知らない所で桜雪のファンクラブが出来ていたそうな。


/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp