第20章 日常生活と初任務
『え〜!!羨ましい…先輩達から聞いたんだけどっ!!あの二人ってファンクラブが出来るほどの人気TWOTOPなんだよっ!!』
さっきとは違う女子生徒が不服そうに言った。
『そんな事いわれても…』
困ったように言った桜雪。
『てかさ、だったらなんで天晶さん…剣道部に入らないの?もれなく!!不死川先生が顧問だよ?あたし…不死川先生だから剣道部に入ったんだから!』
と1人の女子生徒が言うと桜雪は複雑な気持ちになった。
『もう、あの射抜くような目付きが堪んない〜』
と桜雪の心情など知らない女子生徒は顔を赤く染めながら言う。
『部活にも道場にも通って…なんてめんどくさいじゃん。』
桜雪は無表情で冷静に言った。
『天晶さんってクールだよね。』
先程の剣道部に入っている女子生徒が言った。
『そうかな?別に意識してない。』
桜雪はまた冷静に答える。
『そういうとこがだよ〜!!』
なんて口々に言われて…
次の授業のチャイムが鳴ると女子生徒たちは席に戻っていった。
後日…桜雪の知らない所で桜雪のファンクラブが出来ていたそうな。