第20章 日常生活と初任務
『お義母さんも気が早いねぇ…』
桜雪は嬉しそうに微笑んで言った。
いつものように授業をしていつの間にか昼休み。
桜雪は実弥から何故か呼び出しという名の逢瀬を数学準備室でしている。
『…っていう話をされてさ…』
桜雪はお昼ご飯の実弥の母特製の弁当を食べながら玄弥に登校中に言われたことを実弥に話していた。
『お袋も気が早ェ…俺はお前が卒業するまで結婚するつもりはねェ…』
『え?待って?結婚するつもりでいたの?』
『そりゃそうだろォ?てかよォ…お前…妙に丸くなって調子くるう…』
実弥は食べ終わった弁当箱を片付けながらため息をついて言った。
『なんか…こう…不思議な感じが抜けなくて…』
『なんだよ…不思議感じって…』
『顔にも体にも傷ないし…でも、実弥だし…不思議だなって…』
『それはお前だって同じだろうがァ…背はあの時より小せぇし…その割には胸はあるし…』
『はぁ?身長はともかく!!どこ見てんだよっ!!変態教師!!』
桜雪の返答に実弥は笑っている。
『なんで笑った??』
桜雪は不貞腐れている。
『それがお前だなって…俺があの日から愛した天晶桜雪なんだなと思うと…嬉しくなったんだァ…桜雪…愛してる…』
『んんッぅ…』
桜雪は実弥からされたディープキスを受け入れた。
舌を絡め合いお互い抱きしめあってキスを繰り返した。