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死にたい鬼の想い

第18章 新・鬼殺隊



『みぎゃっ!!』

『おせェな…』

『遅いな…』

上から炭治郎にやられた桜雪。
実弥、宇髄。

桜雪は昔は鬼であったからこそ、瞬発力なども人より長けていたのだが…今は完全に人間。
全くといっていいほど遅い。

『桜雪…本気で追いかけるから俺から逃げろォ…』

『え?いやぁぁぁぁぁっ!!!』

桜雪は真剣を持って追いかけてくる実弥から必死に逃げた。

『伍ノ型 木枯らし颪』

しかも、呼吸まで使って攻撃してくる…

『あのさ〜!!あたしさー!!恋人ですよね??彼女にこんなことする彼氏ってどうなのっっ!!』

『彼氏だからやるんだろうがァっ!!また勝手に死なれても困るんだよォっ!!参ノ型 晴嵐風樹』

『鬼畜っ!!』

桜雪はそう言うと飛び上がって実弥の後ろに移動した。

『あれ??』

『出来たじゃねェか…』

『うん。出来ちゃったね。』

桜雪が1番驚いているようだ。

『アッサリ出来るのが羨ましいぜ…俺らなんか苦労したのによぉ〜…』

宇髄が不服そうに言った。

『え?天元…あたしと出会った頃に出来てたんじゃないの?』

桜雪が不思議そうに言った。

『桜雪と出会ってから記憶が戻ってそれからだぜ?既に20歳超えてからやるのとガキの頃から積み重ねるのとじゃ…わけが違うしな…』

宇髄は、はぁ〜とため息をついた。



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