第18章 新・鬼殺隊
『炭治郎はなんで…普通にしてられんのよ…』
桜雪はまたため息をついた。
『そうだよぉおおおっ!!俺は覚えてるからねっ!
!あの鬼畜すぎる柱稽古っ!!あんなの無理に決まってるじゃんっ!!今のご時世だと犯罪だよっ!?体罰だよっ!?有り得ないからねっ!!』
善逸が騒ぎ出す。
『善逸……うるさい…』
無表情で言う桜雪に善逸は
『はいぃぃっ!!』
と悲鳴に似た声をあげて黙った。
学校の授業が終わり…
放課後になってしまった。
『おいっ…桜雪…逃げようとすんなァ…』
実弥に捕まってしまった。
そして、車で強制連行。
『実弥…』
『なんだァ? 』
タバコを吸いながら運転する実弥。
『あのさ…一応…今は教師と生徒じゃん?バレたらヤバくない?』
『あァ?俺を警察にでも突き出すってのかァ?』
『そんな事は言ってないじゃんっ!!』
『バレなきゃいいだろうがァ…それに、お前の保護者は宇髄って事になってる。アイツが許容してる時点で問題ねェ…』
『まぁ…そうだけどさ…』
そんな会話をしていたら実弥の家に着いた。
どうやら、実弥は今の家族に自分の前世が鬼殺隊の柱だった事を話して理解してもらっているらしい。
そして、今回は快く道場を貸してくれたという訳だ。