第18章 新・鬼殺隊
いつも通りに学校に行く支度をする桜雪。
『今日はすんなり起きてくれて良かった。』
なんて雛鶴に言われる。
今の桜雪はとにかく寝起きが悪い。
用意してくれた朝ごはんを食べていると、スマホからLINEの通知音が鳴る。
〖放課後…俺の家に来い〗
と実弥から個人LINEが来た。
『うわ〜…行きたくなーい…』
桜雪は思わず嫌な顔をして言った。
『どこに?学校ならちゃんと行かないとダメ!!』
須磨に怒られた…
『違くて~…放課後に実弥に家に来いって言われたの…実弥って実家住まいでその実家が剣道の道場やってるから…嫌な予感しかしない…』
はぁ〜…とため息をついた桜雪。
『あ〜そういう事ね。ちなみに…不死川さん七段らしいよ?』
『え?うそん…もうやだぁ〜!!』
桜雪は、まきをの言葉に更に絶望した。
とりあえず、桜雪は落胆しつつカバンを持って学校に向かった。
途中で炭治郎たちに出会った。
『鬼女!!なんでそんなに暗い顔してんだ?』
伊之助が桜雪に言った。
『もう、人間ですけど?だってさ~…鬼畜な数学教師に放課後に呼び出し食らってんのよ…』
桜雪はため息をついた。
『桜雪さんもなの?俺たちもだよ。多分…呼吸のおさらいみたいな感じだと思うよ?』
炭治郎が普通に言ってのけた。