• テキストサイズ

死にたい鬼の想い

第14章 番外編~シラフ?酔っ払い?~



突然、兄貴の鎹鴉が任務を知らせた。

『チッ…続きは帰ってからだァ…待てるか?』

『うん…』

耳まで真っ赤な桜雪さんは完全に乙女だ。

多分…見回りだろうから夜には帰ってくるから夜が大変だと思う。


『行ってくる…』

『いってらっしゃい…』

兄貴はチュッと音を立てて桜雪さんの唇に口付けると出かけて行った。

桜雪さんは兄貴を見送るとそそくさと風呂場に向かった。
佐藤さんってホントに用意周到で桜雪さんの帰りに合わせて風呂を沸かしてくれている。

ちなみに佐藤さんの階級は実は甲。

風の呼吸を使えるらしい。
任務中の怪我で足が上手く動かなくなって隠になったらしい。

しばらくして風呂から上がってきた桜雪さんはホントにヤバい。
もうね…水も滴るいい男じゃなくて水も滴るいい女なんだ…

時間が経って髪がある程度乾くと桜雪さんは髪を一つ纏めて上に上げてお団子みたいな形にした。

俺は蝶屋敷に定期検診に向かう。

『桜雪さん、蝶屋敷に行ってきます。』

『あぁ…うん。行ってらっしゃい。』

紙に筆を走らせてながら答えた桜雪さん。
報告書でも書いているんだと思う。

俺は蝶屋敷に向かった。

/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp