皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第17章 勧誘 【ユースタス・キャプテンキッド】
麦わらの一味の仲間はこっちの船には来ないものの、自分達の船から私達を見つめていた。
2年前、船長達とはぐれてしまい、その時にルフィと知り合った。海賊に絡まれているところを助けてもらった。船長には「迷子になってんじゃねぇ!弱ぇくせに!俺のそばにいろ!」と怒鳴られた。
ルフィ「そうだ!なぁ!ナツキ、俺の船に乗れよ!」
「!…え…。」
キラー「…ほう…。」
キッド「なっ…!?」
ルフィ「なぁ!いいだろー?俺、ナツキと一緒に旅してみてぇんだ!!」
目をキラキラさせて私を勧誘してくるルフィ。
「で…でも…私戦えないし…。」
ルフィ「安心しろ!俺が守ってやる!」
「え…っと…。」
突然の勧誘に頭が追い付いていかない。
ルフィ「な!?ギザ男のとこ抜けて俺の一味に入れよ!!」
「!…」
お腹のあたりに力が入り、グイッと後ろに引っ張られた。
キッド「おいバカザル、いい加減にしやがれ。」