皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第16章 荒れに荒れるので 【トラファルガー・ロー】
「怒らせたかなぁ…。」
結局見送りもしてくれなかった。
「…はぁ…。」(言い方…悪かったかなぁ…。)
お互い付き合っているわけではない。でも小さい頃からずっと一緒にいてどんなときもそばにいた。喧嘩をすることなんて滅多になかった。
「…キャプテン…。」
歩きながらそう呟いた声は誰にも聞こえることがなかった。
*
それから私は2日間、みっちり医学を学んだ。知れたのはほんの少しかもしれないけれど、今後必ず役に立つと思った。
「これを…調合して…。」
住民A「そうそう!」
「薬草採ってくる!」
住民B「気をつけてね?」
「うん!」