皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第16章 荒れに荒れるので 【トラファルガー・ロー】
「じゃ、じゃあ…行ってきますね…?」
ベポ「うんっ!気をつけてね〜!!」
ペンギン「何かあったらすぐに連絡しろよー?」
シャチ「しっかりな!」
「うん…!」
今日から2日間、私だけ別行動をすることになった。森へ行き、薬草を採ったり村にいる住民達に医学を学んだり…と、私が無理を言ってキャプテンにお願いした。でも案の定キャプテンは……
*
ロー「ダメだ。」
「え!?なんでですか!」
ロー「…危ねぇだろ。」
「大丈夫ですよ…!良い人達ばかりですし…!」
ロー「知りてぇことがあるなら俺に聞けばいいだろう。」
「…でも…キャプテンより、代々村にいる詳しい人から聞く方が…やっぱり良いじゃないですか。」
ロー「…そうかよ。じゃあ勝手にしろ。」
*
それからキャプテンとは一切口をきいていない。きいていない…というかきいてくれない、の間違いだ。基本的にずっと自室にこもっているし、食事も部屋で食べるようになってしまい、私と目が合ってもそらしてまた自室に行ってしまう。