皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第2章 マニキュア 【ユースタス・キャプテンキッド】
コンコン……
キラー「ナツキ、いた。ちょっと手伝ってほしいことがあって、キッチン来てくれるか?」
「あ…すぐ行きます。」
キラー「あぁ、すまない。」
キラーが用件だけ伝え、船長の部屋を出て行った。
「船長、終わりましたか…?」
キッド「まだだ。」
「…でももう全部塗り終わって」
キッド「乾いてねぇだろうが。」
「…た、確かに…。」
3分後…。
「じゃあそろそろ行きます。ありがとうございました、船長。」
キッド「…ま、まだ乾いてねぇかもしれねぇから、ここにいろ。」
「え…で、でも…」
キッド「いいから、いろって言ってんだよ。」
「あ……。」
キッド「…あ?」
「…フフッ…はい。」
私は微笑んだ。
キッド「こっち来い。」
「はい!」
ベッドに座ったまま、船長に後ろから抱きしめてもらう。マニキュアを塗ってもらった後は、こうして2人だけの世界に入る。
キッド「まだ、キラーのとこ行くんじゃねぇぞ。」
「フフッ…はい。」
それから20分くらい行かなかったら……さすがにもう1度呼びに来られました…。
マニキュア Fin