皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第13章 我慢 【ドンキホーテ・ドフラミンゴ】
「っ…もう…嫌なの…。好きな人を独り占め出来ないのが嫌だ。でもドフィは女遊びやめてくれないし、毎回体から匂うキツイ香水の匂いも…嗅いでるだけで反吐が出そう。」
ドフラミンゴ「フフフフッ…妬いたのか?」
私の腰に手をまわし、グイッと引っ張った。体は当然前に倒れ、ドフィの膝の上に乗った。距離が一気に縮まった。
「バカじゃない…の……。妬くに決まってる…。」
ドフラミンゴ「フフフフッ…そうかそうか。」
なぜか彼は嬉しそうだった。
「…!も…しかして……わざと…なの…?」
ドフラミンゴ「当たり前だろ。」
「っ…。」
ドフラミンゴ「お前は全く妬かなかったからなぁ?俺ばかり嫉妬するのは損だろう?」
「…だからって……やってることもう浮気だよ。」
ドフラミンゴ「…悪かった。」
「…嫌いになりそう。」
そう言っても…実際嫌いになんてなれない…。
ドフラミンゴ「それは困るなぁ…。」
彼は私の唇に優しくキスを落とした。
「んっ…。」(久しぶりの…キス…。)
少し声をあげると、彼はスイッチが入ったように何度も何度も色んな角度からキスを落とした。