皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第12章 大人げなくて 【青キジ(クザン)】
「入りますよ?」
ドアをノックしてある人の部屋に入る。きっと、海軍の中で1番だらけている人。
「はぁ…。」
クザン「んぁ…?ナツキちゃん?どうしたのさ。」
「センゴクさんから書類預かってきました。早急に処理しろ、と。」
クザン「え〜。やりたくな〜い。」
「子供みたいなこと言わないでください。」
椅子に座っているだけ、まだマシだと思い始めた今日この頃。前まではソファーに横になっているのが日常茶飯事だった。
クザン「だってさ〜、あっ、じゃあナツキちゃんも手伝ってくれる?」
「今日は無理ですよ。この後食事に行くので。」
クザン「…誰と?」
「誰でもいいでしょう。とにかく、ここに置いておきますからやっといてくださいね。」
この人の下についてから、彼が仕事をまともにしているところを見たことがない。いつも私が手伝うし(ほとんど私がやっている)自転車に乗ってどこかへ行ってしまうし…。