皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第9章 猛獣の彼女 【ロブ・ルッチ】
ルッチ「お前に危害を加える奴は、誰であろうと容赦はしない。」
「…怖っ…。」
それほど、私は彼に守られている。たとえ味方であろうが、それだけは許されないらしい。
パウリ―「さぁ、仕事に戻るぞ。」
カク「ナツキは血が止まってからで良い。」
「あ…ご、ごめん…。」
ルッチ「…」
「!…」
ルッチは私の頭にキスを落とすと、仕事場に戻って行った。
カリファ「凄い彼氏さんね。」
「!…」
カリファ「ふふっ…!」
小声でそう言い、笑みをこぼすと、アイスバーグさんの隣に戻って行ったカリファ。
「…」(ホントに……凄い…。)
たまに、どうして私がこんな凄い人と付き合えているのか…と不思議に思う時がある。
「……止まった…かな…。」
カク「お、もう大丈夫そうか?」
「うん、手伝う。」
カク「そうか、助かるのう。あぁ…そうだ、ルッチの方から木材を持ってきてほしいんじゃが…。」
「持ってくる。」