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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第8章 総監の猫 【ロブ・ルッチ】


その日から俺は時間があれば彼女のそばにいた。彼女はなぜ私なんかを…?という表情をしていたが、1年も経てば慣れてくれたらしい。



ルッチ「この後、俺の部屋で」

「ごめん…今日は予定あるから。」

ルッチ「……なんの用ですか??」

「スパンダムとご飯食べに行く。高級ステーキ奢ってくれるんだって。」

ルッチ「…」



俺とベッドの上であんなことをしておいて…すぐにどこかに行こうとする。しかもそれが男との予定なら…なおさら行かせたくはない。



ルッチ「絶対に行かせません。」

「離してよ…ステーキが逃げる。」



アンタが他の男と一緒にいるところなんて見たくない考えたくない。

彼女の体に、何度も何度も跡を付けているのに…愛している。と何度も伝えているのに、彼女は俺に全く興味を持ってくれない。



「…はぁ…わかったよ…。」



諦めたのか、彼女は力を抜いた。



ルッチ「愛しています。」

「うん、知ってる。」

ルッチ「好きです。」

「それも知ってる。」



全部…流されてしまう。俺に足りないものは何ですか?何を持ったら、興味を示してくれますか?




総監の猫 Fin
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