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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第56章 約束 【シャンクス】


*


それから15年の月日が流れた。赤髪海賊団は変わらず航海を続けていて、やっっっと、私は昨日、20歳の誕生日を迎えた。


「ねぇ、シャンクス。約束、覚えてる?」

シャンクス「…はぁ?なんのことだ?」

「えっ!!私が5歳の時、大きくなったら結婚するって!約束覚えていたらしてくれるって!」

シャンクス「言ったかぁ?んなこと。」

「言った!!」

シャンクス「お前が覚えてても俺は覚えてねぇも〜ん。」

「っ…。」

シャンクス「それより、ナツキ。お前、次の島着いたら、そこでおりろ。」

「!…え…。」

シャンクス「昔っから決めてたことだ。」
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