皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第49章 愛が重たい 【ロブ・ルッチ】
「……だったら、最初からそう言ってよ、遠回しでわかりづらいって。」
彼の手を払いのけ、路地裏を出ようと歩き出した。
ルッチ「…」
彼も私の後をついてきた。
「…」
ルッチ「……嫌に…なりましたか…?」
「…なるわけないでしょ。ほら、行くよ?途中でご飯食べるのやめたからお腹すいてる!!」
ルッチ「!…」
「ルッチの奢りな?」
私は微笑んでまた歩き出した。
ルッチ「フッ……仰せのままに。」
彼が頭を下げたのを…私は知る由もなかった。
愛が重たい Fin