皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第49章 愛が重たい 【ロブ・ルッチ】
「…ねぇ。」
ルッチ「何か?」
「……なんでついてきたの!1人でご飯食べたいって言ったのに!!」
ルッチ「あなたが心配だからです。」
「はぁ…。」
月に1度、任務がどれだけ進んでいるか、確認をするために彼らの元を訪れる。CP9の皆は歓迎してくれる。でもただ1人、私につきまとう人がいる。それが彼「ロブ・ルッチ」
「心配っていうけど、自分の身は自分で守れるよ?」
ルッチ「それでも、あなたが心配です。」
「…」
心配性の彼は、毎月私についてくる。
「んー。」
ルッチ「…?」
「…ルッチさ、愛が重たい。」
ルッチ「!…」
「付き合ってるならまだしも、付き合ってないんだし、ほら、ルッチとお近付きになりたい女性とかもいるじゃん?その人達にとって、私は邪魔な存在なわけだからさ、だから」
ガタンッ!!
「!…」
机を叩いて立ち上がった彼。
ルッチ「…釣りはいらない。」
そう言い、小袋をカウンターに置いて、私の腕を掴んで店を出た。