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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第39章 あなたのことだけ 【サボside】


俺には好きな奴がいる。


「ドラゴンさん、この書類もお願いします。」

ドラゴン「あぁ。」


コイツ、ナツキ。俺が革命軍に入る前から居た奴で、俺より戦闘は弱いが、地位は上で俺の上司だ。


サボ「なぁー、ナツキ、終わったかー?」

「まだだよ。サボこそ、仕事は?またコアラちゃんに怒られるよ?」

サボ「後でー。なぁ、構ってくれ。」

「ダメだってば。」


俺はナツキが好きだ。元々、この好意はナツキから俺に向けられたものだった。



*


「サボ!好き!!」

「サボ!かっこいい!任務成功おめでと〜!!」

「好きだよ〜!!」

「大好きっ!!」



*


それがいつしか、俺の方が彼女を好きになっていた。
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