皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第37章 喧嘩 【ユースタス・キャプテンキッド】
「っ……うわぁぁん…!!」
キラー「まあ……明日になれば普通に話してくれるだろう…。」
「ぐすっ!そうかなぁ…?」
泣きじゃくっている理由。事の発端は1時間前。
*
「キッド、欲しいものがあるから街に行きたいんだけど…。」
キッド「あ?今ちょっと忙しいから待ってろ。」
「……ていうかさ、もう1人で街移動しても大丈夫だよ?弱い海兵なら1人で倒せるし…」
キッド「…」
「ねぇ、聞いてる?」
キッド「…あ?あぁ……でもダメだ。」
作業中のキッド。街に行く時、1人で行くのは禁止されている。私が戦えない、という理由もあるのだけれど、方向音痴で迷子になりやすいから。