皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第5章 海軍と囚人 【ドンキホーテ・ドフラミンゴ】
「…」(こ…怖い…。)
ここはインペルダウン。最下層、最大級の危険人物が収容されているレベル6、無間地獄。
なぜ戦闘も出来ない私がこんな所にいるのかというと……。
*
つる「ナツキ、ちょっと、アイツの様子を見て来てほしいんだ。」
「…アイツ…?」
*
おつるさんに頼まれたから…。
私も世界を守れるカッコいい海兵になりたいと思い、入った海軍。でも現実は厳しかった。全然強くなれないし、雑用ばかり。落ち込んでいる私に声をかけてくれたのがおつるさんだった。それ以来、私はおつるさんに憧れ、なんとかついて行っている。おつるさんも「迷惑」などと言わないし、むしろ「好きにしておくれ」と許してくれている。
「…おつるさんん…。」
おつるさんについて行って半年経つがいまだに戦闘は出来ないし、基本おつるさんの手伝いをしている。
「…」
話を戻すが「アイツ」というのは……
ドフラミンゴ「フフフフフッ…誰だぁ?こんな所に来るなんざぁ…。」
「!…」
関係者「お、お気をつけください…!」
「…ありがとうございます。」
ドンキホーテ・ドフラミンゴ。元ドレスローザの国王で、今はこのレベル6に収容されている。
案内人には仕事に戻ってもらった。