皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第33章 鈍感 【ユースタス・キャプテンキッド】
キラー「…はぁ……。」
キッド「チッ……。」(誰が…どこに連れていきやがった。)
俺の……俺のナツキだ。
キラー「!…キッド、この後は街に出かける予定だったんだよな?」
キッド「あ!?だからなんだってんだ!」
キラー「いつもナツキに非常用のでんでん虫を持たせるだろ。もしかしたら持ってるかもしれない。」
キッド「!…」
キラー「…」
キラーが無言ででんでん虫を渡してきた。
キッド「…」
急いでナツキのでんでん虫にかける。無事なら2時間の説教で終わる。そうじゃなければ……危害を加えたヤツらを殺す。
ガチャッ……
キッド「!…おい!ナツキ!どこ行きやがった!!勝手に街うろついてんじゃねぇだろうな!?」
結構すぐに出た。俺は受話器に向かって怒鳴る。