皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第31章 風邪 【トラファルガー・ロー】
ベポ「キャプテン!!」
ノックもせずにキャプテンの部屋に入った。
ロー「どうした?ベポ。騒がしいな。」
医学書に目を向けてこちらを見向きもしない。
ベポ「ナツキが大変だよ!」
ロー「!……こっちに寝かせろ。」
ベポ「あいあいっ!」
ベッドに寝かせられ、キャプテンが私の額に手を当てる。
「はぁ…はぁ……。」(ローの手……気持ちいい……。)
寒いはずなのになぜか冷たくて気持ち良い手。
ロー「ひでぇ熱だな……ベポ、氷を持ってこい。」
ベポ「あいあいっ!!」
ロー「なんでこんなになるまで放っておいた。」
「す、すみませ……ゴホッゴホッ!」
ロー「……もういい、喋るな。」
確かに、ここ最近暑くて食欲がなく、あまりご飯を食べていなかった。そしてなおかつ下着で寝ていることもあった。
ロー「夏風邪だな、長引くぞ、バカが。」
「す、すみません……。」