皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第24章 猫さんの我儘 【ロブ・ルッチ】
ルッチ「…」
すると彼は私の腕を引っ張り、脇の下に手をいれると、膝の上に私を乗せた。
「!…」
ルッチ「…あなたの下につきたい。」
「んっ……ぅっ…!」
後頭部に手をあてられ、彼は私の唇に激しくキスをした。
「んん…っ…ふ…っ…//////」
ルッチ「んっ…チュッ…。」
彼の肩を押すもビクともしない。
「っ…はぁっ…はぁっ…。」
なかなか離してくれないので唇に噛み付いた。
ルッチ「っ…。」
彼は唇に付いた血を舐め、ニヤリと笑みを浮かべた。
「っ…何がしたいの…。」
ルッチ「あなたを俺だけのものにしたい。」
あれだけ傷を負ったのにまだこんな威勢があるのは驚いた。
「…ガキは寝ろ。」
私は彼の膝の上から降り、そう伝えた。
ルッチ「…でも、あなたほど焦ってはいませんよ?」
「!…」
ルッチ「フッ…。」
なんでも知っている。というような表情を浮かべ、今度は窓の外を見つめた彼。
「…調子に乗るな。」
きっと、私の気持ちにも気づいているのだろう。
猫さんの我儘 Fin