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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第21章 好意の的 【海軍】


父「さぁ、行くえ〜!!」

「…」


今日は年に一度の海軍主催のパーティーの日。海軍大将、元帥、中将など地位の高い海軍などが集まり、夕方から夜までパーティーが開かれる。全天竜人に招待状が贈られ、天竜人は自由参加。海軍は強制参加となっている。



「はぁ…。」



パーティー会場に着くと、父と母はすぐ周囲の人達と話し始めた。パーティーとはいえ、やはり天竜人が来ると海軍の人達の顔色は変わる。
正直、このパーティーは苦手だ。去年も一昨年もその前も…何かと理由をつけて家にいた。でも今年ばかりは逃げられなくて3年振りに出席することになった。



?「あららァ、かわい子ちゃんがいるじゃないの。」

「!…」

クザン「!…ありゃ…こりゃぁ、天竜人様様じゃないですかァ、失礼いたしましたァ。」

「…あなたは?」

クザン「海軍大将、青キジこと、クザンです。」


敬語は慣れていないのか、少したどたどしい言い方だった。


「あ…無理に敬語使ってくれなくても…。」

クザン「えっ!?まじ!?いいの!?」

「!…ふふっ…はいっ!」


面白い人だなぁ。と思い、笑みがこぼれた。
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