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コーヒータイム【五条悟】※修正有

第6章 6


なんであんなに怒ってたのか
何がそんなに気に入らなかったのか
分からない。
分からないから
面倒臭い。

「どう考えても発言がクソすぎる。」

この前あった出来事を硝子に話してみたら硝子は嫌悪感MAXな顔で言ってきた。

「どこが?どの辺がよ」
「チンコ勃つくらいに好きとかチンコでしか物事考えてない奴の発言だろ。カスとかクズとか以前にチンだな。」
「ははは、チンとか何それオモロっ(笑)」
「面白くねぇー。てか、あんた童貞だっけ?」
「ちょ、ちょっと硝太郎なに聞いてきてんのよ!...非童貞です!!キャッ!!」
「うざ、照れんな。...人にもよるけど、別に好きじゃなくてもその気になればヤレるやつはヤレんだからさ、チンコ勃つくらいにってのは要は好きじゃないけどエッチしたいって事だろ?そんなの純粋な子なら相当ショックだったろうよ〜」

意地悪な笑みを浮かべてこちらを見る硝子。
その笑みを見て硝子に相談したのは失敗だったなって思って、傑を探す。

「てか、傑はー?」
「外出払ってる」
「なんで?」
「私が知るわけないじゃん。自分で聞け。」
「硝子どこ行くの?」
「部屋帰る」

そう言って、硝子が出て行って教室は俺1人になった。
傑に電話を掛けても全く反応がないのでメールで「どこ〜?」とだけ送ったが返事はすぐに帰ってこない。


あれから何回か電話も掛けた。
お店にも行った。
でも、タイミングが悪くて会えてない。
電話はたぶん避けられてる。出ないし折り返しも無い。

もうこれで終わりかな。と思って机に伏して大きく息を吐く。
最後に見た彼女の顔はあまりいい顔ではなかった。
あれから月日が経って、外はいつの間にか暖かい日が続くようになった。
外に目を向ければ白と灰色の景色は緑と桜の景色で溢れていた。

「顔忘れちゃいそうだよ〜カノンちゃん」
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