• テキストサイズ

コーヒータイム【五条悟】※修正有

第3章 3


五条さんに送ってもらった日以降、彼には会えてない。
『今日も来なかったな』と最初の頃は思っていたが私も休み前のテスト期間が始まったので、彼の事を考える暇もいつの間にか無くなりテスト勉強に勤しんでいた。

そして、辛かったテスト期間も今日で終わり。
3時間で終わったので友達とそのままお疲れ様会として出掛けた。

「カノン今回のテストどーだった?」
ファミレスでお昼を食べようとメニューを見ながら友人の佳奈子が聞いてきた。

『...なんとか、なんとかって感じ』
「いやー、私マジで選択の世界史死んだわ」
『マジ!?私は世界史より英語の方がヤバい気がする』

とりあえず赤点はギリギリ回避できるかもしれない。
あーでも、赤点になったらどうしようぅぅぅぅ
いま考えたって仕方ないけど、不安で仕方ない。

『とりあえず、デザートセットでいくわ』
「めっちゃ食べるじゃん(笑)」
『ヤケだ。ヤケ。じゃなきゃ不安で仕方ない(笑)』
「それじゃあ、私もデザートセット〜(笑)」

不安になっても仕方ない。
せっかく嫌なテストが終わったし、とにかく今は来週から返されるテスト返却を忘れて友人と久々の放課後を満喫しよう!

『てか、彼氏からクリスマスプレゼント貰ったの?』
「貰ったよ〜さすが年上!ブランド物の財布」
『そっかぁ〜』
「その反応、カノンはブランド物興味無いもんね〜」
『ごめん。でも佳奈子が嬉しい物なら良かったじゃん』
「そりゃーね!私のためにバイト頑張ってくれたから愛を感じますよ」
『そっかぁ、冬休みは予定たててるの?』
「そーなの!それが一泊で温泉行くんだー♡」
『泊まり!?すごいね!』
「そう!彼が予約してくれてたの!めっちゃ楽しみなの!!」

キャーキャー喜ぶ佳奈子に対して、人と付き合うとそんなイベントが発生するのかとキャパオーバーの内容に付いてけない私。
返事に困っていると佳奈子が

「カノンは?彼氏欲しくないの?」
/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp