第1章 理想のペアVSはるか博士の発明品
「オ~マ~エラ、マ~ケ~タラ、ク~チベニヌッテ~、ア~ツゲショウ!」
と、チェストプレスBに言われ、木手が打ち返すとき、ネットに引っ掛かってしまったのです。よって、チェストプレスたちに1(ワン)ゲーム取られてしまいます。
「3ー1(スリーゲームトゥワン)ですか……」
「ぐ、オレたち女子かぁ? 次からはワンポイントも取らせねえ」
「ええ、相手がトレーニングマシーンだって油断していました。本気でかかりましょう」
「ああ、キテレツ、頼んだぜぃ」
丸井は笑顔で木手にボールを渡し、木手はふっと微笑して受け取り、サーブを打ちました。
チェストプレスBが打ち返すと、丸井が得意技を決めます。
「妙技綱渡り!」
「15ー0(フィフティーンラブ)ですね」
と、言ったあと、木手はサーブを打ち、丸井のネットプレーが決まり、30ー0(サーティーラブ)の点が入りました。
その後も木手のサーブ後、丸井のネットプレーが次々と決まり、理想のペアは4(フォー)ゲーム取れます。
「ゲームオレたち、4ー1(フォーゲームトゥワン)。どう、天才的?」
丸井がポーズをしていたとき、チェストプレスAの様子がおかしくなったのです。