第1章 理想のペアVSはるか博士の発明品
Uー17合宿所(アンダーセブンティーンがっしゅくじょ)の代表選手たちが今日もトレーニングに励んでいる中、齋藤コーチはトレーニングルームでマシーンの点検をしていました。
1台1台、トレーニングマシーンを点検したところ、2台ほどチェストプレスと言うトレーニングマシーンの何ヶ所かサビが目立ち、齋藤コーチは首を傾げ、ポケットから携帯を取り出します。そして、携帯のインターネットに接続し、ネットショップサイトを開きました。
「そろそろ、新しいマシーンに変えた方が良さそうですね。どれ、なかなかお値段が高いマシーンばかりのようですね、はい。新しいマシーンに変えるのは1台だけにしぼりますかね。ん?」
ここで彼は「錦小路はるか」の出品しているチェストプレスに目が入ります。説明の欄に「発明品」と書いてあり、金額が2台で今ならお買い得の値段となっていたのです。
齋藤コーチは錦小路はるかの発明品のトレーニングマシーン2台を早速、取り寄せたのでした。購入から2日後、トレーニングルームに新しいマシーンのチェストプレス2台が来ました。
齋藤コーチは試しに1台、チェストプレスを使用します。そのとき、