第3章 ひらひら
其れはホントの気持ちだ。
すやすや
「すー···」
(ガッツリ寝てる。国木田さんも色々大変だからね)
さら··
(あっ髪の毛柔らかい。···あの撮影の時初めて国木田さんの新郎姿を見て思わず、緊張しちゃった)
なで
「きっと国木田さんのお嫁さんになる人は幸せだろうな」
「すー···」
ーーーーー·····
ぽすっ
「この前のお礼だ」
「ふぁ!?··そんな!」
「いや、俺が頼んだ事だからな」
しゃー
「なに何~~?国木田くんから何頂いたの天音くん」
「だっ··太宰さん!?見せられませんよ!」
Boo!
「見た感じ箱は小さいね~~」
ぐいっ
「お前はさっさと原稿やらんか馬鹿たれ!」
ずるずる
「ぐえーー··」
(最近国木田さんから色々頂くな)