第3章 ひらひら
ーーーーー····
ガチャ
「ただいま戻りました」
カリカリカリ
「あぁ」
「····織田作先生の原稿です(最近国木田さんが何かを書いてると聞いた)」
「あぁ」
かたん
「それでは失礼します···!?」
ぱしっ
「····まだ、帰るな」
「??···???··は···はい」
はっ
「す!··すまない!」
「いえ。国木田さん少し休憩した方がいいですよ。太宰先生が最近「国木田くんがおかしい」って言ってますから」
「そうだな。少し仮眠する·····」
「?」
「肩を貸してくれないか?」
「肩ですか」
★★★
どっどっどっ
「肩を貸せと言ったんだが」
「私の身長では肩が低いですから···」
「だからって膝枕はいけないだろ!///」
「大丈夫ですよ!色んな先生達にもしてますから!」
むすっ
「そうだな。···仮眠する」
「はい。おやすみなさい」
(何で、こんなに苛立つ···だが··)
すん
「いい匂いするな」