第12章 ヒメハジメ[色シリーズ番外編]
その夜の炎柱は鬼よりも恐ろしいオーラを纏っていた。
『ちょこまかと小賢しい!こんな日まで人を喰らうなど、甚しい事この上ない!!』
他の隊士達が追い付く訳も無く次々と薙ぎ倒していく。
ーーー流石の炎柱様も年の瀬に駆り出されて
ーーーいつもの炎柱様じゃない〜
情事の最中に邪魔をされた、しかも此処1番と言うところで、
早く鬼を葬り家に帰りたい‼︎
そう思って出てくる鬼を斬り捨ててゆく本命の鬼が姿を隠すのが上手く手こずってしまった。
空は明るくなり夜が明ける前なのだと知る。
逃げ惑っていた最後の鬼を斬る。
『こんな相手に時間が掛かるとは、柱として不甲斐なし!穴があったら入りたい!』
後の事は隠達に任せて、帰宅する。
家に着き湯浴みをする。じんわりと温まる身体、
『もう憂は寝てしまっているな、既に起きる時間かな、』
1人呟いていると、扉が開かれた。
『お帰りなさい、杏寿郎さん。お背中御流し致しますか?』
隙間から手拭いで前を遠慮がちに隠す憂が居た。
『寝て居たのでは無かったのか?』
手を伸ばし誘う。軽く湯を掛けてやり冷えるのでお湯に身体を沈ませる。
『実は、お預けだったので///はしたないと分かって居るんですが///我慢出来なくて、‼︎っんぅっ!ふぁっ!』
抱き竦められまるで食べられてしまいそうな口付けに酔いしれる
『っ、はぁ、憂遅くなってしまった、ただいま、』
『んっ、お帰りなさい、ぁっ!あんっ!』
舌が口内を犯し、胸の先端を摘まれる、ビクビクと動く身体を撫で上げる。憂な、腕が首に回っているのでそのまま両手で尻を揉みしだき、秘部に触れる。
『んっ、濡れているな、水ではない液だ、ひとりで慰めてたのか?悪い子だな、締め付けられると指が千切れてしまいそうだな!』
『ん!!違うっ、いい子にしてたもん!』
『冗談だ、俺も我慢出来ない挿れてもいいか?もう、挿れてしまっているがな、』
『んーー!!おっきいぃよぉ、!お湯入って来ちゃう///』
必死に首に抱き着くチャプチャプとお湯が揺れて溢れる。
ザバっと立ち上がり両脚を抱え上げると重力により更に奥に入る。
ぶつかり合う肌の音と、響く声、待ち焦がれていた快感に只々酔いしれる。
『ぁっ!あっ、あん、ぁっ//////ぉく、きもちぃっ///』
『