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貴方の色に染めて[鬼滅]

第11章 ヒメゴト③[花火と浴衣]


『よし!憂出来たわよ!可愛いわぁ〜!』
うちのママは良くクールビューティーと言われるが、違うと思う。些細な表情の変化や声色で今とても楽しんでいる。
そんなママに浴衣を着付けてもらった。勿論1人でも着られるようにも教えてもらった。
下着も下だけはTバックのセクシータイプのものだ、パンツの線はあり得ないとママと下着屋さんで新調した。上はフロントホックの、物だった。

『なんてうちの子可愛いんでしょう!憂、杏寿郎の言う事をしっかり聞いてちゃんと手を繋いで行くのよ!迷子になったり変な人に拐われそうになったら叫ぶのよ?いい??』

パシャシャシャシャ、カメラのバースト音が凄い
ぐいぐい迫って話すママに分かったと言うとティッシュ持った?ハンカチは?と持ち物チェックと撮影会が始まった。

『憂?支度は終わったか?そろそろ…凄く綺麗にしてもらったな、似合うぞ!』
『///嬉しい!!ママそれじゃあ行ってきます!』

2人とも可愛いわぁ〜!写真を撮っているママに一言言って、
手を繋ぎ仲良く家をでる。

今日は大きな街のお祭りがある為、前から約束をしていたので一緒に来ている。
学科の友達も来ていると思うが!自他共に認めるブラコンなので怪しまれる事は全く無い。
それでも一抹の望みを掛けて告白するが
兄達以上の才とルックスでないと無理と言われてしまえば壁は高い。

『杏にぃ!いちご飴食べたい!』
宝石の様にキラキラと輝く飴に目を輝かせる、ひと撫でして大きな一粒を買ってやると嬉しそうにチロチロ舐め始めた。
『飴で舌を切らない様にな、美味いか?』
『うん!美味しい!舐める??』

杏寿郎は一瞬考え憂の顎に手を添えて唇をペロリと舐める。

『ん、甘いな、、ん?顔が赤いぞ憂』

あまりの自然な出来事に赤くなりパクパクさせていると金魚みたいだな!と言われた。

『もう、誰かに見られたらどうするの、///』

『そんな可愛い顔は他の奴にほ見せられないな、これでも着けておくといい、』

そう言って頭にきつねのお面を着けられる。
お祭りには学校の友達なんかもやっぱり沢山来ている様だ。

(いざとなったらお面で顔を隠そう!)

『屋台たくさん出てるね!ほら!早く行こう?』
『やきいもも売っていれば良いな!』
『あるといいね!』
手を繋ぎ歩きだす
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