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貴方の色に染めて[鬼滅]

第5章 朝の空は何色ですか?


お昼を食べ、お店を周り子供達の新しい反物を色違いで買い。
今は甘味処の軒先でお団子を食べていると神こと宇髄さんに出会った。
何やら杏寿郎と話があるらしく連れて行かれた。
と言ってもあちらからはこちらが見える位置なのだが、

『んー、この限定のサツマイモのお団子美味しい!お土産に包んで貰おう!』
立ち上がった時だった。目の前に何かがズザッと音を立てて砂煙が上がった、びっくりして身構えるとそこには銀髪の女の子が倒れていた。
『大丈夫?転んじゃったのかな?立てる??』
ピクリとも動かない、。心配になり抱き起こしてみる。
『息はしてるから、気絶してるのかな??、、』

だが不思議な事に凄い音がしたのだが誰も気付いていないかの様にみんな平然としている。
そんな事まで意識がいってなかったのだが、その女の子の顔をじっと見る。

パチリと目が合う。金色の瞳に私の顔が映る。
グラギュルギュルーーー!!!
『!お腹空いてるのかな?お団子食べる?』
その子は目を見開いてから、お団子を見てコクリと頷く。

『わぁー、いっぱい食べてね、沢山あるから』
もぐもぐと食べる姿を見て微笑む。
お茶もあげてやっと落ち着いたのか女の子が喋った。

「すまなかった、助けていただき感謝する。少々急いでいるので今はこれしかないのだが、受け取ってくれ。君の願いが叶うだろう。」
『え?きゃあっ、!!!あれ?いない。』

突風が吹き抜け目を開けた時には
女の子は居なかった。
だが、手にはビー玉の様な物が握られていた。
中は液体が入っているかの様に模様が変わる。不思議な玉だった。

『憂?どうしたのだ?よもや、待たせ過ぎてしまったな、こんなによく腹に入ったな!ハハハ!』
空になった大皿を見て
やっぱり夢では無かったのだ。
藤の匂い袋にビー玉?を入れ懐にしまった。
『美味しくってつい食べ過ぎちゃいました。』
『そうか!気に入ったか!皆にもお土産で買って帰ろうか!ご主人!包んでくれ!』

いつの間にか日が傾き、帰り道色んな話をしながら帰った。

『憂、今日は楽しかったな。』
『はい、とても楽しい1日でした。』
『うむ!帰ったら、夜話があるんだ。聞いてくれるか?』
『(任務の話かな。改めるって事は…危険なんだ)はい、もちろんです。』
ぎゅっと手を繋いで他愛の無い話をして帰路に着く。
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