第4章 家族の色は何色ですか?
『こら!伊之助!憂さんに失礼だろ!』
ポカっと被り物を叩く
『臭くねぇか確かめてやってんだろ!!』
『ダメだ!女性にしたらダメなやつだ!』
『ふふふっ、ありがとう、炭治郎くん、大丈夫だよ、ありがとね伊之助くんも、』
『『///』』
うん、確かに、悪阻の様な症状だ、だとしたら今は4ヶ月くらい?
産婆さんの所に寄って帰るかなぁ、、
2人と別れ考えながら歩いていると
また人とぶつかった。今度はでっかい人だ、抱きしめられる形で転ばすすんだ。
『おっとすまねぇ、ん?憂じゃねぇか、久しぶりだな!相変わらず派手にいい女だなぁ!』
『宇髄さんすみません、考え事していて、、、あの、もう大丈夫なので、離して貰えますか?』
眉を下げて見上げる。
『人妻ってのも派手にいいなぁ』
‼︎‼︎なんて事を言うんだこの人は///
『俺の妻に手を出されてはたまらんな!宇髄。』
宇髄の腕の中から引き剥がされて、杏寿郎の腕の中に収まる。
『(大好きな人の匂いだ)』
『はぃ、はぃ、ご馳走さん。んじゃ、俺は報告とかやっとくから
おめぇは一緒に帰ってやれ、』
『すまない、宇髄、恩に着る!』
手を振り背中を見送る。
『!そうだ杏寿郎、帰り病院へ寄りたいんだけどいいかな?』
『!何処か体調が悪いのか!?胡蝶ではダメなのか!?』
慌てふためく姿はいつものキリッとした柱ではなく、年相応だった。
『ふふ、病気じゃないよ、さっき炭治郎くん達に出会って』
『俺もあったぞ!溝口少年も元気そうだった!』
『だれ?溝口少年、、竈門炭治郎くんでしょ?、、それでね、言われたの。』
『?確か彼は鼻が効くと言っていたな、、!!よもや!憂の病も見つけてくれたのか?!』
1人で暴走を始めた彼の隊服の胸元を掴む。