第23章 藤の華に揺れる〜❶〜
『それは無理な願いだな、もっと乱れる姿を見せてくれ、』
真っ赤に染まる頬に口付ける、見つめるその顔は嬉しそうに微笑む
奥をグリっと掻き回す様に腰を動かせば
一際大きな声がでて杏寿郎の腰に脚を絡めてしまった。
『ああっ!へんになっちゃいますっ///やぁっ…』
『っ、ここか?っ、憂…一緒に、っ…くっ、』
パンパンと奥めがけて打ちつけるナカがぎゅっと締まり
憂が背を反らすと杏寿郎も奥に精を吐き出した。
『あぁっ…杏寿郎様っ!』
ドクドクとナカに射精し、息を整える。
『憂、どうやら俺は性欲が強いようだ、おさまらないので、もう少し付き合ってくれ、』
『え?あっ、やぁん///』
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やっと解放されたのは憂が意識を飛ばした頃だった。
目を覚ますと自室の布団に寝かされていた身体は清められていたので腰が痛い以外に不調は無かった。
『…あ、昼餉の準備しないと、皆様いらっしゃるかしら、』
着物を着替えて急いで調理場へ向かう。
トントンと包丁の音がした、慌てて覗くと割烹着を来た冨岡がいた。
『冨岡様!どうなさったのですか!』
『憂目覚めたか!冨岡は憂に迷惑を掛けさせた罰で昼餉を作らせている!』
『憂すまなかった。お前が煉獄と想いあっていたとは知らずに。穴があったら入りたい。』
『俺が直々に掘ってやろう!安心して任せろ!』
『杏寿郎様ダメです!本当にやりそうなんで!!!…あれ?そう言えば宇髄様は?』
『宇髄なら嫁さんからの手紙で慌てて帰っていった。君に礼の手紙を預かっているぞ!』
手渡され広げた紙を見てボフンと赤くなる憂を見て、
よも?っと首を傾げる杏寿郎を出来るだけ頑張って睨む。
『杏寿郎様後でお話があります!!』
『?話ならすぐに聞こう!冨岡にここは任せて!』
『…任せておけ、美味い飯を作る。』
『すみません、よろしくお願いします!私の部屋に行きましょう。』
杏寿郎に手を繋がれて廊下を歩く、自分の部屋につき向かいあって座る。
目の前にはニコニコしている杏寿郎がいた。