第21章 吾輩は猫である。名前はマシロ
『千寿郎は本当に可愛い弟だ!なぁ、憂』
コクコクと首を振るその目は千寿郎とマシロを見ていた。
『…弟にまで嫉妬はダメだと分かっているが、憂、俺の事も忘れないでくれ、』
両頬を掴まれて杏寿郎の顔の方に向けられる。
杏寿郎の唇にそっとキスをした
『……え?何その顔は、キスしたかったんじゃないの??』
ぶわっと赤く染まる杏寿郎につられて赤くなる。
『っ、いや、その、今日は千寿郎も一緒だから、我慢しようと、だな、、』
どこを見ているか分からない目をして、しどろもどろになる。
『千寿郎くん寝ちゃってるよ、…杏寿郎、ちゅーして?』
『っ、どうなっても知らないからな!っ憂、』
横並びに枕をくっ付けて、ちゅ、っと音を立て唇の柔らかさを堪能していく。
はむっと啄むと齧り付くような荒いキスに変わる、隙間から舌を捻り込み小さな舌を捕らえる。
どちらともない銀色の糸が唇を繋ぐ、
『っ!!!憂、くっ、うっ、、はぁ、、』
杏寿郎の硬い中心に手を添えて撫で上げる。
服の上でもカチカチなのが分かる。
ハァハァと息も荒くなる。興奮していた。
キュンと子宮が疼くと杏寿郎の手を潤う下着の中に誘導していく。
『声は我慢してくれよ?千寿郎が起きてしまうからな、』
キスで唇を塞ぎ、蜜壺に指を2本埋め込むとキュウキュウと締め付けてくる。
ゆっくりナカを掻き混ぜ、ヌルヌルの愛液を蕾に絡ませグリグリと軽く潰していくと、ビクビクと痙攣する身体に
満足そうに笑みを浮かべる。
憂は寝返り杏寿郎の物を股に挟んで腰を動かす、後ろから抱きしめられる
『っ、ヌルヌルして入ってしまいそうだ、っ、憂、』
『んぅ、っ、ふっ、ん、んんー!』
杏寿郎の指を咥えている口内も弄ばれ、腰を動かしながら蕾に指を這わされれば、どんどん蜜が溢れ出て滑りを良くする。
何度も達してしまえばナカを突いて欲しくなりお尻を後ろに突き出せば、角度が変わりズプンと侵入してくる。
『っ、急に動くから入ってしまった、っ生だけどいいのか?』
熱く太いモノに子宮をノックされながら耳を舐められる、蕩けた思考回路では、ナカに出して欲しいとしか考えられなかった。
『んっ、ナカちょーだいっ、ん、ん、』
『可愛いぞ、憂、沢山注いでやるからな、』