• テキストサイズ

貴方の色に染めて[鬼滅]

第21章 吾輩は猫である。名前はマシロ


『ただいま〜、マシロ、まだ寝てるの??千寿郎くん来たよー、』

『マシロ、ただいま、いっぱい寝てたね、あったかいや』
背中を撫でられる。千寿郎だ。私の大好きな人。起きあがり伸びをしてから千寿郎の体にスリスリする。
私の物と匂いをつける。
ん??いつもの匂いじゃない事に気付いた。他の猫と遊んで来た?
浮気ものだ!!

ぷいっとして離れて行く姿を千寿郎は、あははと笑う

『憂さん、やっぱり他の子触ったのバレちゃいました。手は洗って来たのですが、』

『飼い主と似て嫉妬深いからね、マシロ。千寿郎くんの事大好きだからそのうち許してくれるよ?』

『///そ、そうだといいのですが、、』

いつもよりさらに下がる眉、困ったなと頬を掻く。
ツーンとして顔を洗う。

本当に怒ってる訳じゃないけど、今日はそんな気分。そう困らせたい。キャットタワーのてっぺんで寝転びしっぽを垂らして揺らす。

『マシロ〜ちゅーるあるよー?要らないの?』

餌なんかで釣られないんだからねー、

『今日は帰ろうかな、憂さんこれ、マシロに食べさせてあげてください。マシロ、また来ますね、』

『ありがとう〜、本当ごめんね、また来てね、』

え、帰っちゃうの?今日は連れて行ってくれにゃいの?
んーー、もう仕方ないわね!

ぴょんと降りて行くでていこうとする千寿郎の足下に擦り寄り部屋の中に押しやる。

『マシロ、危ないよ、踏んじゃう、』
焦る千寿郎をソファーまで誘導して膝の上にのり胸元に手をかける。
ニャーと鳴いて顎に擦り寄る。
『マシロってば愛情表現が大胆ね。』

『憂もあれくらい激しいぞ!飼い主に似たんだな!!』

いきなりの登場で皆ビックリしていた。

『よもや、そんなに驚かれるとは、すまなかった。千寿郎今日は憂の家でご飯だそうだ。2人でデートらしい。』

『あ、連絡来てた、仲良しだね。理想の夫婦』

憂が少し微笑みすぐに熱が冷めたような表情になる。
そんな時は決まって両親の事を考えている。
千寿郎から飛び降り憂の足元に擦り寄る

大丈夫、私がいるよ、、ニャー、

『マシロ、大丈夫だよ、ご飯にしようね、、杏寿郎、千寿郎くんカレーでいいかな?』
『好きだ!カレー!目玉焼きも頼みたい!!』
『手伝いますトッピング色々用意しますね!』




/ 229ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp