• テキストサイズ

貴方の色に染めて[鬼滅]

第20章 熱い先輩と冷たい後輩


瑠火さんからお風呂入っていくでしょ?と言われ
一度は断ったがシャワーだけじゃダメと言われバスルームへと追いやられた。
杏寿郎が下着やらお泊まりバッグを持って来てくれるらしい。
余計な事してないといいけど。

鏡に写る身体にはキスマークとうっすら杏寿郎の手型。
腰の辺りに押さえた痕がついていた。
キュンとしてしまう。私は変態なのだろうか。
湯船に浸かり考える。



その頃杏寿郎は憂の部屋に居た。
いつものバッグに何も入っていなかったのだ。
洗濯物も干してないのを見ると畳んで片付けたのだろう。
下着が閉まっている箱を開ける。

『沢山あるな。白、いや。黒…赤、ピンクうむ。どれも似合うな!
‼︎これは…ー』





しっかり温まり脱衣所には瑠火さんが、用意してくれたタオルとバッグが置いてあった。
髪を乾かしてから下着を付ける、濡れているのが嫌なのだ。
バッグから下着を出す。
『杏寿郎、普通のでいいのに。』

パジャマに着替えてリビングへもどると、あからさまに杏寿郎がガン見してくる。
凄い見てくるし、ソワソワしてる。ちょっと面白い。パジャマはショートパンツにモコモコの靴下を合わせた物だ。季節関係なく冷え性なので。

杏寿郎に腕を掴まれ部屋に連れ込まれる。
『みんなは?もう寝たの??』

『明日早いらしい。千寿郎もマシロを連れて寝ている。…君の部屋でソレを見つけてしまったのだが、、』

どうにも煮え切らない様でゴニョゴニョ言っている

『杏寿郎の為に買ったの。もう時期杏寿郎誕生日だから。』

ベッドに座り杏寿郎を見上げる。
目を見開いて私を見下ろす視線は宛ら獲物を見つけた獅子のようだった。

『よもや、そうだったのか、それは、照れるな!!』
大きな声で笑いそうになるのを私の手で止める。

『ちょっと早いけど、プレゼント、いる?』
我ながら恥ずかしいセリフだった。
少しずつ赤くなる私の言葉の意味を理解した杏寿郎が赤く頬を染める。
/ 229ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp