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貴方の色に染めて[鬼滅]

第2章 瓶の中身は何色ですか?


翌日蝶屋敷に着きカナヲやアオイ、きよ、すみ、なほに芋羊羹を配って歩く。
『しのぶ様まだかなぁ〜お茶の準備して待ってよ〜』
ふんふんと鼻歌交じりで歩いていると曲がり角で人にぶつかる。
『うっぷすん、(変な言葉生まれた。)すみません、るんるん歩いてて。』
『………』
『あの、』
『冨岡さん!勝手にうろつかないでください!だから皆んなに嫌われるんですよ!』
笑顔なのに目が笑っていない胡蝶がやってきてグサリと放った。
『…俺は、嫌われてない。』
『え、冨岡様、『俺は嫌われてない。』思って無いですよ、私は好きです!』
冨岡の瞳は僅かに揺れて私を捉える。
その手に芋羊羹を置く
『これ沢山作ったのでお裾分けです!しのぶ様も!どうぞ!
しのぶ様はまた出かけられるのですか?(お茶は無理そうね、)
私もう行きますね!』
『ありがとう憂。冨岡さんも行きますよ!』
『……ありがとう』
彼女の背中を見送った
『冨岡さん、私は別に忠告するつもりとかは無いんですけど、
まぁ面白くなるなら、なんだっていいんですがぁ、
憂は煉獄さんのモノだって事ちゃんと覚えておいてくださいね?』
『芋羊羹で落ちる程バカじゃない。』
『ならいいんですよ、ふふっ』
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