第18章 アナタの心を知りたくて
緊急職員会議で、私の事、宇髄先生とは同級生だった事を伝え
生徒達にも伝えて貰った。
紹介されている時、杏寿郎の視線が痛かった。
『姫月憂です。急遽今日から4日間美術のモデルのお仕事をさせていただきます。もう1人煉獄先生も同級生なので知り合いも居て楽しみです!』
ペコリと頭を下げると予鈴が鳴る。先生達もそれぞれ担当教室へ移動する。
『憂、この時間俺は授業がない、一緒に準備室に行かないか?』
杏寿郎が来てくれた。
『宇髄くん、まだ授業ない?行ってもいいかな?』
『あぁ、って言うか隣なんだから一緒に行けばいいだろ?』
『そうだったな!では行こうか』
3人で廊下を歩いて居ると学生の時を思い出す。
パタパタ走る生徒に注意する2人を見て笑う。
『ちゃんと先生してるね、昔はよく怒られていた側なのに、』
『まぁ、仕事ですからね、』
『俺はそんなに怒られて居ないぞ!』
『杏寿郎は声デカいとかで注意されて居たね、隣の教室から。』
準備室前に着く。
『おまえら、ここ学校だからって盛り上がってやらしい事するなよ。俺様が居る事忘れるなよ。乱入するからな。』
『っ!しないです!』
『宇髄、君は、、いい案だな!だが、乱入は困る。』
ペチンと頭を叩く。そして、準備室へと入って行く。