第18章 アナタの心を知りたくて
『杏寿郎、パンとご飯どっち?』
『パンで頼む。』
Yシャツのネクタイを締めながら席に着く。
厚めのパンとスクランブルエッグにソーセージ、サラダとヨーグルト、紅茶を用意する。
自分にはサラダとヨーグルトとデトックスウォーターだ。
『『いただきます!』』
『うまい!』
『朝は簡単な物でごめんね、』
『いや、明け方無理させてる自覚はあるから、文句など言えないな、寧ろよく動けるな!まだまだ足りなかったか?』
『あれ以上されたら、一日中動けなくなっちゃうから、ダメです。』
毎朝、杏寿郎に襲われている為、一回で終わって貰うために上で喘ぐ事でどうにか収める事に成功している。
『今度のお休みは部活ある?』
『ないな!どこか出掛けるか?』
『うん!デートしよう!』
『そうだな、久しぶりだな!もうこんな時間か!行ってくるな!』
『あ!お弁当忘れてる!行ってらっしゃい』
ちゅっとキスをし見送る。パタンと閉まる扉を見て
片付けと洗濯をし始める、今日は時間に余裕があるので掃除機も掛ける。
下にマネージャーが来ているので降りていく。
『憂今日は予定を変更して、キメツ学園に行くわよ。デッサンのモデルの仕事なんだけど、大丈夫かしら?』
『(わぁ、杏寿郎が居る学校だ、今連絡しても見れないよね、ま、いっか驚かせよう!)大丈夫です、でも急ですね、』
『カメラマンが海外から帰って来られないそうなの。だから今日から4日間はこっちの仕事でお願いね、』
『それは大変ですね、でも楽しみです!』
授業中と言うこともあり静かな廊下を歩く。
校長先生に挨拶に行く。