第6章 伍 お館様
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パァン!
(自分が死ねば良かったなんて二度と言うなよ。もし言ったらお前とはそれまでだ。友達を辞める)
(お前は絶対に死ぬんじゃない。姉が命を懸けて繋いでくれた命を…託された未来をお前も繋ぐんだ。)
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今の言葉で思い出した
左頬が痛い。何で忘れていたのだろうか
あんな事を二人が言う訳無いのに、俺は鬼の血鬼術を真に受けて…
すると女は微笑んだ
『良かった。やっと戻ってきた』
「?」
『放っといたら死にそうだったから…』
「…そうか」
彼はとても辛く悲しい顔をしていた
今死んでも良いという程に
何とか繋ぎ止めたくて初対面の人に生意気に諭してしまった
少し気まずくなった
『あの…他に鬼は』
「居なかった、あいつだけだ」
『じゃあ手当てしないと…』
気まずさを紛らわすように他の隊士達の手当てをしていった
程なくして隠が現れた
「後は私共が引き受けます。本部へお戻り下さい」
『ありがとう』
そう微笑むと目しか見えない隠が赤くなっていた
顔が蒸して暑いのかな?
『白音、帰るよ』
上空を飛んでいる白音に声をかけた
ふと周りを見渡すとさっきの男は居なかった