第5章 肆 最終選別
数日後私の隊服が出来上がった
前田と言う人が作ったと聞いた鱗滝さんは血相を変え作り直せと怒鳴り散らした
理由を聞いても答えてはくれなかった
ただあそこまで怒る鱗滝さんを初めて見て驚いた
後日届いた隊服はシャツに長袖の釦が付いた服、下はキュロットスカートと長い靴下だった
その辺にいる鬼では傷付けることは出来ない特殊加工だそう
全て真っ黒で白い羽織によく映えた
寸法は合わせしてくれたおかげでぴったりだ
前田さんの作った隊服も気になったがそれを知ることは出来なかった
そして二週間後、ひょっとこのお面を被った人が私を訪ねた
鉄穴森と言う刀鍛冶の里の人だ
刀を見たいと言うので上がってもらった
「此方がさんの刀です」
差し出された鍔は透明の雪の結晶の形をしていた
「鬼殺隊初の雪の呼吸と伺ったので張り切って作らせて貰いました」
『すごい技術ですね』
「刀は持つ者の色になるんです。色変わりの刀と言います。さぁ、抜いて見せてくださいな」
よく分からなかったが抜けば分かるとの事で刀を抜いてみた
「ほほぅ…これまた見たことがない」
「綺麗だな…」
私の刀は向こうが見える程透明になった
今までに事例が無いとのこと、どうなるか楽しみだと言い鉄穴森さんは帰っていった